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デカ犬・小僧を家族に迎えたsunshimai家。。 長女(高3)・次女(中3)・三女(小4)の3姉妹と織りなす いつもどおりの日常に感謝しつつのつれづれ日記


by sunshimai
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父のこと・娘たちのこと

家に戻って3日目の朝、母から「もうダメかもしれない・・・」と連絡があった。
すぐに、三姉妹たちを学校に迎えに行って、(あひる隊長が休みだったので)
みんなで広島へと向かった。

じじは、孫たちに絶大な人気があった人。押しつけがましさはなく、じじがする
ことは、子供心をわくわくさせるものだったから・・・
庭仕事をしたり、囲炉裏に火を入れたりするじじの後を付いてまわったもんだ。
特に次女は、顔も気質もじじによく似ている。

じじの状態をしっかりと受け止めた三姉妹たち・・・
でも、じじは、負けたりする人じゃ~なかった。そんな状態でも孫の手を握り、
よみがえってくれたんだ。

じじは、病床にあっても寝込むことを嫌い、三女のためにきゅうりを植えてくれ
ていたから、三女は毎朝じじのきゅうりを取って、おいしく食べたよ。

1週間後、私はまた父のもとへ。。。
父の意識のあるうちにもう一度会っておきなさい。。という母の導きだった。
到着した日は、手を握り返してくれたけど、次の日は・・・それから3日目。

その日の午前中、叔母に父に付き添ってもらって、母と掃除機を買いにいった。。母は、「千の風になって」のCDを迷いながら手に取った。。

父の最後の時、無意識に長女の携帯に電話した・・・
三姉妹たちは、代わる代わる「じじちゃん、◯◯だよ。。じじちゃん・・」と呼び
かけ、父は息も絶え絶えの中、その都度、大きく息を吸ってくれるんだ。

私のお父さんでありがとう。。 
また お父さんの子供で生まれてくるね。。
大好きだよお父さん。。
幾重に言葉を重ねても、最後に出てくるのは、まだいかないで。。

苦しそうだった息遣いが 笑ってるみたいな表情に変わって、父はいってしまった。
父は、かつての制服を着て、とても凛々しく横たわっていて、やっと連れて帰った自宅で 母と姉と私と・・・父で、一緒にねむったんだ。
by sunshimai | 2007-07-14 23:56 | 父の事